今回は「無名の人」を例に、「キーワード先行型×既存掘り起こし戦略」を使ったキーワードの作り方をお伝えします。
ブログ界隈では「無名→有名の法則」という型があります。
簡単にいうと、世の中に知られていない人が、多くの人の目に触れた瞬間、検索需要が高まるという法則です。
今まで「日の目を浴びなかった人」がテレビやニュースに出てきた、あるいは出てくると分かっているときに、有効な方法を解説します。
人物としていますが、その他の「無名」の
- 商品やサービス
- スポット
- イベントやお店
などにも応用可能ですので、ぜひ学んでいただければと思います。
キーワード先行型×既存掘り起こし戦略
キーワード先行型×既存掘り起こし戦略では、
- 軸となるメインキーワードを決める
- 関連キーワードを探す
- ライバルチェックをする
という流れでキーワードを作っていきます。
実際はキーワードを”作る”というより、キーワードを”探す”ですね。
STEP①の「軸となるメインキーワードを決める」というのは、簡単にいうと「何に注目するかを決める」ということです。
もし「無名の人」に注目するのであれば、必然的にメインキーワードは「無名の人を表すキーワード」ということになります。
もし「今まで有名でなかったスポット」に注目して記事を書くのであれば、メインキーワードとして「そのスポットを表すキーワード」を扱います。
で、メインキーワードが決まれば、あとは関連キーワードを機械的に探し、ライバルチェックをして空いているキーワードで記事を書くだけ。
つまり、キーワード先行型×既存掘り起こし戦略のポイントは
- 注目される対象を見つけること
- 空いているキーワードを見つけること
この2つさえ押さえれば、アクセスを集めることができます。
STEP①:軸となるメインキーワードを決める(前編)
軸となるメインキーワードは、ネタを選んだ段階で決まっていると思います。
今回は「無名の人物」というテーマで事例を紹介したいと思います。
例えば、お笑い芸人が出場する、テレビ番組が主催する大会ありますよね。
- M-1グランプリ
- R-1グランプリ
- THE W
- キングオブコント
などなど。
こういう大会に出場する芸人は
- もともとテレビで売れていて、ある程度テレビで認知されている人
- お笑いファンの間では知られているが、テレビでは認知されていない人
の2パターンに分けることができます。
一部の人の間では知られているが、テレビ規模では知られていない、このギャップが生まれている状態があるものを探します。
例えば、2019年にブレイクしたお笑い芸人「ミルクボーイ」。
「M-1グランプリ」に出場する前までは、一部のお笑いファンを中心にしか知られていませんでした。
そして「M-1グランプリ」決勝に出て優勝した後は、M-1に出てテレビで広く知られました。
まさしく、「一部の人間の間では知られているが、テレビでは認知されていない(世間一般には知られていない)」というギャップがあります。
こういうギャップが生まれていると、
- 一部の人が検索しているから、関連キーワードが生まれている(需要が分かる)
- 一部の人しか知らないから、記事を書いているライバルブログが少ない(供給が少ない)
というメリットがあります。
つまり、検索需要があるキーワードが分かった状態で、供給が足りていないですよね。
「供給が足りない=ライバルが少ない」状態であれば、上位表示しやすくなります。
上位表示したら、あとは書いた記事の人物が注目される(認知度が上がる)のを待つだけです。
STEP①:軸となるメインキーワードを決める(後編)
お笑い芸人以外で、もう一つくらい見ておきましょうか。
例えば2022年に流行の「きつねダンス」。
「北海道日本ハムファイターズ」のマスコットとファイターガールズ(チアダンサー)が試合中に踊ったダンスがバズったんですよね。
2022年4月よりも前は「きつねダンス」というものは世には知られていませんでした。
そこから、「きつねダンス」に関することの検索需要がグーっと伸びたかんじです。
で、この「きつねダンス」が流行ったことによって、何に注目されたのか?
1つは特徴的な曲について。
めっちゃ耳に残りますよね(笑)
2013年リリースで、最近の曲というより昔の曲です。
この曲の場合は、特に歌詞に注目がいき
- きつねダンス 歌詞 意味
- きつねダンス 歌詞 日本語訳
このあたりが気になって検索されています。
歌詞は著作権絡みがうるさいので、書かない方がいいです!
で、もう一つ特に注目されていることがあって、それが踊っている「ファイターガールズ」です。
「きつねダンス」を踊っている女性は一体何者なのか?
ということで、ファイターガールズの一人一人をメインのキーワードにしていくとしましょう。
STEP②:関連キーワードを探す
ファイターガールズの一人一人に注目したときに、真っ先に気になるのが彼女たちのプロフィールです。
この「きつねダンス」が流行る前にも、ファイターガールズは存在したので、
もしかすると既に
- 〇〇 年齢
- 〇〇 彼氏
- 〇〇 大学
などのキーワードで検索されていたかもしれません。
(〇〇に入るのはファイターガールズの名前)
例えば、「滝谷美夢」さんで見てみましょう。
滝谷美夢さんをYahooで検索してみると、


↑
こういうキーワードが虫眼鏡キーワード(関連検索キーワード)として出てきます。
公式サイトや本人のSNSから情報収集をして、記事を書いていきます!
もし、「きつねダンス」が流行り始めるのに気づくことができれば、滝谷美夢さん関連のキーワードはライバルが少なく空きがあったことでしょう。
ちなみに、この記事を作成している2022年6月現在はライバルはめちゃくちゃ多いです。
すなわち、「キーワード先行型×既存掘り起こし戦略」は
- 流行を予想して早めに記事にする
- 流行し始めに気付いて記事にする
ということが大事ということですね。
STEP③:ライバルチェックをする
あとは狙えそうなキーワードを狙うだけです。
狙えるというのは「ライバルが少なく上位表示できる可能性がある」という意味です。
どのキーワードなら狙えるかをライバルチェックしていきます。
滝谷美夢さんのキーワードを例に考えてみましょう。
「滝谷美夢 大学」とYahooでオールインタイトル検索してみます。
上位表示している「滝谷美夢 大学」がタイトルに入っている記事を見ていきます。
この時点で「滝谷美夢 大学」が入った記事が10記事以上あれば、僕は諦めます。
4〜10記事なら、ドメインが強くない限りは諦めます。
1〜3記事なら…ライバルのドメインが強かったら諦めます。


「ページタイトルの対象」を選んで、「検索」という青いボタンを押します。
すると、インタイトル検索(入力したキーワードをタイトルに含む記事を出す検索)ができます。


インタイトル検索の結果、19件という結果でした。
もし、1〜3件だったら、今後の需要も考えて書いてもいいかなというかんじです。
こうやって、狙えそうなものがあれば記事を書く、狙えないのであれば他のキーワードを狙っていきます。
それでも狙えるキーワードがなければ、一語目のメインキーワードを変えて、再度同じことをやっていきます。
今回の事例でいくと、「ファイターガールズ」の名前を変えて、他のキーワードでも同じ流れでやっていきます。
キーワード先行型×既存掘り起こし戦略まとめ
キーワード先行型×既存掘り起こし戦略では
- 軸となるメインキーワードを決める
- 関連キーワードを探す
- ライバルチェックをする
という3つのステップでキーワードを作っていきます。
特にポイントとして意識していただきたいところは、軸となるメインキーワードを決める段階(ネタ選定の段階)で、
- 一部の人に認知され、関連キーワードが生まれている(需要が分かる)
- 一部の人しか認知されておらず、記事を書いているライバルブログが少ない(供給が少ない)
という特徴をもったメインキーワード(ネタ)を探すことです。
ここでアクセスが集まるか、収益が発生するかが決まります。
強いブログであれば、後から追い上げも可能なのですが、弱いブログであれば「早目に記事が書けるかどうか」が重要になります。
話題の火がついた瞬間に記事を書くためにも、様々な事例を知って概念化(ルール化)してストックしておくとスルーすることなく、目にとまるようになります。
例えば、今回の「きつねダンス」でいうと、
- ファイターガールズ
- プロ野球のダンス
- きつねダンスの曲
というように、「流行る要因(バズった要素)」を抽出します。
そして、この抽出したものを自分なりにルール化してみます。
僕だったら、
- 可愛い無名の女性には注目しよう
- メジャーなスポーツのサブの部分にもアンテナを張ろう
- 特徴的な癖になる音楽は流行りやすい
というように、次にむけてポイントを整理していきます。
あと、今回の「きつねダンス」はYouTubeで大人気で、僕が「きつねダンス」を知ったのもYouTubeです。
YouTubeには、「急上昇」という今グーンと伸びている動画が分かるページがあります。
↓
動画を見なくてもいいので、定期的にどういうものが流行っているのかを見ていると、めちゃくちゃ勉強になります。(あまり教えたくないネタ元です笑)
僕は流行そのものには興味がないですが、”流行を確認すること”には興味があります。
実は、流行に疎いというのは、流行を確認する場所が分からず、流行を調べていないだけという…
トレンドを知れる場所があれば、みんなトレンドには詳しくなります。
ネタ元を増やしていく勉強も大事ということですね。
この記事でお伝えしたキーワードの作り方以外にも、稼げるキーワードの作り方はあります。
下記の記事に「アクセスを集めるキーワード作りの秘訣」をまとめています。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
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キーワードの作り方①
▶️ ネタ先行型×リアルタイム戦略
ヤバい動物が脱走したときの切り口
キーワードの作り方②
▶️ ネタ先行型×未来予測戦略
アサヒビールがリニューアルの狙い目
キーワードの作り方③
▶️ キーワード先行型×リアルタイム戦略
マナー講師がテレビで炎上のポイント
キーワードの作り方④
▶️ キーワード先行型×横展開戦略
福袋記事を量産する方法
キーワードの作り方⑤
▶️ キーワード先行型×掘り起こし戦略
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キーワードの作り方⑥
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